監修 佐藤裕(一般社団法人日本医史学会)
 
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1543
Vesaliusが『ファブリカ(人体構造論)』を著した:近代解剖学の樹立
1561
Paréが『頭部外傷と骨折の治療法』を著した:穿頭器(Trepan)
1582
Paréが『大外科全集』を刊行した:洋の東西を問わず「近代外科学の父」と称さる 「我包帯す、神、これを癒し賜う(Je le pansai, Dieu le gueri)」
1634
Sennertが『医学実地』第5書を著した
1644
Descartesが『哲学原理』を著した:方法序説(1637:我思う、ゆえに我あり)
1664
Willisが『脳の解剖学』を著した:「ウィリスの脳底動脈輪」の原典
1678
Blankaartが『改新解剖学』を刊行した:『解体新書(1774)』の参考にされた舶来解剖書の一つ
1707
Dionisが『外科手術講義』を刊行した:外科的解剖学書の先駆
1713
Cheseldenが『人体解剖学』を刊行した:科学的外科学の先駆
1722
Kulmusが『解剖学表』を刊行した:『解体新書』の主要底本
1732
根来東叔が刑死体の遺骨の詳細な観察に基づいて「人身連骨真形図」を著した
1745
「イングランド王立外科医会」が独立をした
1759
山脇東洋が本邦初の観臓記録『蔵志』を著した、日本近代医学のあけぼのを告げた重要な解剖書と評されている
1765
京都の産科医賀川玄悦(賀川流産科術の創始者)が正常胎位(上臀下首)を示した『産論』(4巻)を著した
幕府医官多紀元孝が漢方医養成のための私塾「寿館(後の医学館)」を創設した
1771
杉田玄白、前野良沢や中川淳庵らが、南千住の小塚原刑場で刑死体の腑分けに立ちあった 翌日から、ターヘル・アナトミアの翻訳作業を始めた
1773
杉田玄白らが解体新書の予告編『解体約図』を刊行した
1785
華岡青洲が京都での医学修行を終え、故郷紀伊の国名手の荘で開業した 私塾「春林軒」で多くの門弟を医育した
1791
私塾「寿館」が官立の「医学館」と改称した
1795
杉田玄白と建部清庵(大槻玄沢は一番弟子)との間で交わされた書簡を集めた『和蘭医事問答』を刊行した
1800
各務文献や伏屋素狄らが『婦人内景之略図』を刊行した
1802
桂川甫周が顕微鏡の医学利用について論述した『顕微鏡用法』を著した
1805
大坂の伏屋素狄(日本の実験生理学の先駆者)が「和蘭医話」において、「尿生成の濾過説」に言及した
華岡青洲手術器械(模作品)
1808
宇田川玄真(杉田玄白の孫弟子)が『和蘭内景 医範提綱』を刊行 付図は日本初の銅版解剖図であり、「膵」や「腺」などの多くの解剖用語が創語された
1810
各務文献が日本初となる本格的骨格解剖図を付した『整骨新書(3巻、付図1巻)』を著した
1813
三谷撲が、漢方医の立場から解体新書等に代表される西洋解剖学と漢方医学(五臓六腑説)を折衷した『解体発蒙」を著した
1819
淀藩医 南小柿寧一(桂川甫周の弟子)が、自らが関わった40を超える解剖経験から、『解剖存真図(2巻)』を著した。江戸時代を通じて最高傑作の解剖書と評されている
1824
Sieboldが出島外に鳴滝塾を開設し、西洋式医学教育を行い、多くの日本人を医育した
戸塚静海がSieboldの門に入り西洋外科の術を受け、外科専門の業を江戸で開き盛名を挙げる
1828
「シーボルト事件」によりSieboldが国外に追放された
1832
杉田立卿(玄白の次男)、ウイーンの医師Plenck(プレンキ)の外科学書を『瘍科新選』として訳出した
1836
Hufelandが『医学必携』を著した:緒方洪庵『扶氏経験遺訓』の原典
緒方洪庵、出島でオランダ人医師Niemannに師事した
1838
緒方洪庵、大阪に「適塾」開設した
1841
緒方洪庵らが大阪に「解剖社」を設け、多数の死体解剖を行った
1846
Mortonがエーテル吸入麻酔下の公開手術(頸部腫瘤摘出)に成功した
1849
緒方洪庵、種痘の全国的な普及を目的に、大阪に「除痘館」開設した
1857
幕府が長崎の医学伝習所教授としてPompe(ポンペ)を招聘した。近代的な西洋式医学教育を開始
1860
外科器械(19世紀)
1862
緒方洪庵、幕府の「医学所」頭取に就任した
Henleが「尿細管(後のヘンレ・ループ)」を記載報告した
1866
医学所教授島村鼎甫、米国外科医Grossの外科学書を『創夷新説』として訳出した
1873
大阪医学校の森鼻宗次が『皮下注射要略』を翻訳出版した
1876
Porroが「(胎児娩出後に子宮を摘出する)帝王切開術」を実施した
佐藤進がウイーンで師事したビルロートの外科学書を底本として『外科通論』を刊行した
1880
Rydugierが胃潰瘍に対して胃切除を施行した
1882
Langenbuchが世界初の「胆嚢摘出術(cholecystectomy)」を施行した
Sängerが『子宮線維腫における帝王切開』を発表した
1885
Woelflerが「胃空腸吻合(Gastro-enterostomie)」発表した
1889
Bassiniが「鼠経ヘルニア根治手術」を考案した
1896
Riva-Rocciが「水銀血圧計(mercury sphygmomanometer)」を考案した
12名の外科医が「年一回此ノ如キ小集ヲ開キテ契闊ノ情ヲ慰ムル如何」と意見の一致をみたのが、外科学会創立準備の始まり
1898
「日本外科学会創立発起人会」を組織し、「外科学会創立趣意書」を起稿した
1900
『日本外科学会誌』が発刊された
Ringerが生理的食塩水に替わる新しい電解質液(後のリンゲル液)を創製した
本邦初の脊髄麻酔が施行された
1902
本邦で1例目の「胃全摘術」が成功された
1904
日露戦争により「日本外科学会」が初の休会となった
1908
Milesが「腹会陰式直腸切断術」を施行した
Pringleが肝十二指腸間膜内の血行遮断による「肝阻血法」(後のプリングル法)を発表した
Rouxが挙上空腸脚を用いた吻合法(後のRoux-en-Y吻合)を提唱した
1910
Jacobeausが膀胱鏡を代用して、実臨床の場で胸腔内・腹腔内を観察し、胸腔鏡の始まりとなった
1912
Carrelが「血管縫合」と「臓器移植」に関する研究について、ノーベル医学・生理学賞を受賞した
Kauschが膨大部癌に対して「膵頭十二指腸部分切除」に成功した
1915
肺結核に対して本邦で1例目の「胸郭形成術」が施行された
1919
本邦で1例目の輸血が施行された
1921
顕微鏡(エム・カテラ ⅢA)
1924
Grahamが静注胆嚢造影を開発した
1929
本邦で1例目の「肝部分切除術」が施行された
Flemingが「ペニシリン」を発見した(実用化は第二次世界大戦末期)
無影照明灯(シャリテイク型/レプリカ)
外科用手術台(ハーン型)
蒸気消毒器(コッホ式/大型)
1933
Grahamが世界で最初の「肺癌に対する左肺全摘術」を報告した
1937
胸廓成形手術器械(抗研式)
「日本臨床外科学会」が設立された
本邦で1例目の「肺全切除」が肺癌に対して施行された
胃腸縫合器(大槻式)
1939
外科器械(金属ケース入りセット)
瀬尾式胃及腸縫合器
1941
「日本癌学会」が設立された
1944
太平洋戦争により、「日本外科学会定期学術集会」が、2度目の休会となった
1946
医学教育審議会でインターン制度、医師国家試験制度を制定された
本邦で1例目の「膵頭十二指腸切除」が施行された
1949
麻酔器(閉鎖循環式/国産第一号) レプリカ
世界初の肝門処理を伴う「系統的肝右葉切除術」が本邦において施行された
1952
日本赤十字社に「血液センター」が設立され、献血の始まりとなった
1954
アメリカのMurrayが「一卵性双生児間の生体腎移植」に成功した
1956
人工心肺による「ファロー四徴症根治手術、僧帽弁閉鎖不全症根治術、心房中隔欠損症根治術」が成功した
人工心臓ポンプ(メタルフィンガー式)
1959
血管吻合器セット(井口式/木箱入り)
1962
本邦初の癌取り扱い規約として、胃癌取り扱い規約が発刊された
1964
「早期胃癌研究会」が発足し、後に胃癌学会に発展した
「日本小児外科学会」が設立された
1966
「日本肺癌学会」が設立された
インターン制度が廃止された
文部省より「日本外科学会」に社団法人の認可がおりた
「早期胃癌研究会」の機関誌『胃と腸』が創刊された
1968
視触診単独による乳癌検診が開始された
脳死臓器移植として本邦初の「心臓移植術」が施行された
「日本消化器外科学会」が設立された
研修医制度が設立された
1972
「日本心臓血管外科学会」が設立された
1975
心臓血管手術器械
1978
日本外科学会認定医制度が施行された
自然気胸に対して本邦で1例目の「胸腔鏡手術」が施行された
厚生省がん研究助成金指定研究「がんの集学的治療の研究」班が開始され、のちにJapan Clinical Oncology Groupとなった
1980
「日本腹部救急医学会」が設立された
1982
手術報酬に関する外保連試案が刊行された
1987
Mouretが気腹下に「腹腔鏡下胆嚢摘出術」を施行し、現行「腹腔鏡下胆嚢摘出術」の原型となった
「日本呼吸器外科学会」が設立された
1989
本邦で1例目の「生体部分肝移植手術」が施行された
1991
本邦で1例目の「腹腔鏡下胃切除術」が施行された
1993
「日本乳癌学会」が設立された
大動脈疾患に対して本邦で1例目の「ステントグラフト手術」が施行された
本邦で1例目の「腹腔鏡下肝切除術」が施行された
1996
本邦にて乳癌におけるセンチネルリンパ節生検の研究が開始された
本邦で1例目の「生体小腸移植」が成功した
1998
本邦で1例目の「生体肺移植」が成功した
2000
遠隔操作ロボット「ゼウス」を使い、大西洋を跨ぐ遠隔手術に成功した(リンドバーグ手術)
進行再発大腸癌に対する化学療法として5-FUとCPT-11の併用療法の有効性が証明され、以後様々なcombination chemotherapyが導入されるきっかけとなった
本邦初の「脳死肺移植」が行われた
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術の診療報酬が大幅に引き上げられ、胸部悪性腫瘍における胸腔鏡下手術普及の端緒となった
2002
「日本外科学会」が外科専門医制度を施行した
「腹腔鏡下結腸切除術」が「開腹結腸切除術」 と同等の成績であることが報告され、以後「腹腔鏡下手術」の導入が積極的に行われるようになった
EGFR-TKI(上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤)であるゲフィチニブ(イレッサ®)が世界に先駆け本邦で保険収載、肺癌治療における分子標的治療の幕開けとなった
国立成育医療センターが開設された
現行の小児外科専門医制度が発足した
2004
医師臨床研修制度が開始された
「日本内視鏡外科学会」により技術認定医制度が施行された
「日本乳癌学会」において乳腺専門医の標榜が認可された
EGFR-TKIの感受性予測因子としてEGFR遺伝子変異が発見 これを契機に進行肺癌の予後は大幅に延長することとなった
2006
「腹部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術(EVAR)」が保険収載された
2009
本邦で1例目の「ロボット支援下胃切除術」が施行された
標準術式を肺葉切除から区域切除に変える可能性がある臨床試験として「JCOG0802/WJOG4607L肺野末梢小型非小細胞肺癌に対する肺葉切除と縮小切除(区域切除)の第III相試験」が開始された
2011
東日本大震災のために定期学術集会を紙上開催した
ER/PgR/HER2/Ki67の免疫染色に基づくintrinsic subtypeの代替定義が用いられるようになった
「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術」が保険収載された
新しいクローン病術後の再発予防吻合法として「Kono-S式吻合術」が報告された
2013
早期胃癌におけるセンチネルリンパ節理論の検証結果が報告された
直腸外科手術においてtaTME(trans-anal total mesorectal excision)が始まった
本邦において乳癌に対して「乳房切除術」を行った患者に対する人工乳房を用いた乳房再建が保険収載された
2015
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が発足した
「日本外科学会」が英文誌『Surgical Case Reports』を創刊した
「日本外科学会」が一般社団法人日本専門医機構の専門医制度に参画した
非小細胞肺癌に対し、免疫チェクポイント阻害剤であるニボルマブ(オプジーボ®)が保険収載 免疫チェックポイント阻害薬使用後の「サルベージ手術」も行われるようになった
2017
「日本消化器外科学会」が『Annals of Gastroenterological Surgery』を創刊した
JCOG0212試験により、進行直腸癌に対する側方郭清の有用性が証明された
2020
世界初の「iPS細胞由来心筋シートの移植手術」が行われた
1545
Paréが『火縄銃その他の火器による創傷の治療法』を著した:戦傷治療を卵黄やテレピン油を用いる愛護的創傷療法に一新し、さらに四肢切断に血管結紮法を導入した
1575
Paréが『著作集』を著した
1628
Harveyが『心臓と血液の動きについて』を著した:「血液循環説」の提唱をした
1641
Tulpが『医学的観察』を著した:Rembrandt画《Tulp博士の解剖学講義》
1653
Bartholinが「リンパ管(Vasa lymphatica)」の発見・命名をした
1665
Hookeが『ミクログラフィア』を刊行した:「Cell(今日の細胞)」を提唱した
1706
楢林鎮山が、Pareの外科学書を底本に『紅夷外科宗伝(2巻)』を著した
1709
Boerhaaveが『箴言』を著した
1719
Morgagniが『解剖学便覧』を著した
Heisterが『外科学』を著した
1731
Louis XV「フランス王立外科アカデミー」が創設された
1739
Heisterが『外科学』を刊行した:大槻玄沢『瘍医新書』の原典
1746
高志鳳翼が日本最古の整骨専門書『骨継療治重宝記(3巻)』を著した
1761
Morgagniが『病気の所在とその原因』を刊行した:「器官病理学」の創始
1767
京都の伊良子光顕が自らの腑分け体験に基づき、Pareの解剖書を底本に『外科訓蒙図彙』を著した
1772
古河藩の紅毛流外科医河口信任が自らの刑死体の解剖体験に基づき、『解屍編』を著した 『蔵志』に次ぐ解剖書で、特に脳の解剖に関しては本邦初
1774
杉田玄白や中川淳庵らが、数々の西洋解剖書を底本にして訳出した『解体新書(4巻、付図1巻)』を著した
Hunter(兄)が『妊娠子宮の解剖学』を著した:弟のJohnが科学的外科学や実験外科学を推進した
1786
杉田玄白の後継者大槻玄沢が日本初の蘭学塾「芝蘭堂」を設立した
1793
Baillieが『人体の最重要器官の病理解剖学』を刊行した:イギリスにおける病理解剖学の推進者
幕府医官桂川甫周が医学館で「蘭方外科」を開講した 解体新書の「閲(校閲)」の欄に甫周の名前がある
1798
京都の蘭方医小石元俊(山脇東洋の孫弟子)が解剖経験(1796年)に基づき『施薬院男体蔵図』を著した
大槻玄沢が解体新書の改訂作業を開始した 1826年に『重訂解体新書((13巻、銅版図版1冊)』として刊行した
1801
Bichatが『一般解剖学』を刊行した:「組織」という概念の提唱をした
1804
華岡青洲が「通仙散」を用いた全身麻酔下に乳癌摘出手術に成功した
1806
Corvisartが『心臓及び大血管の疾病に関する研究』を著した:打診法の再評価、ナポレオンの首席侍医
1809
McDowellが「卵巣嚢腫摘出(ovariotomy)」を施行した:開腹手術の嚆矢
1811
水戸藩医 原南陽(東洋の子 山脇東門の弟子)が軍陣医学書の嚆矢となる『砦草』を著した
1816
Laennecが「聴診器(Stethoscope)」を発明した
Brousaisが『一般に認められている医学説と疾病分類体系の吟味』を刊行した:「瀉血」の推奨者
1822
Hodgkinが「On some morbid appearance of the absorbent glands and spleen(今日のホジキンリンパ腫)」を報告した
1827
Brightが蛋白尿と浮腫を伴う腎疾患症例の報告をした:「ブライト病」の原典
宮原良碩が『シーボルト直伝治療方』を著した
1829
Andralが『病理解剖学概論』を著した:「癌性リンパ管炎」の提唱
1834
Müllerが「解剖生理学紀要」を創刊した:近代(実験)生理学の先駆者
1837
伊予大洲藩医 鎌田玄台(青洲の一番弟子)が「外科起廃」を著した
1839
鎌田玄台が『麻沸湯論』を著し、華岡式麻酔法(通仙散)の詳細を論述した
1843
オランダ人医師Niemannのもとで医学修業を積んだ佐藤泰然が、帰郷し蘭医学塾「佐倉順天堂」を開設した
1847
Semmelweisが産褥熱に関する研究を発表した
Snowが「麻酔用エーテル気化器」を作成した:世界初の麻酔専門医
Virchowが「病理解剖学及び病理組織学紀要」を創刊した:細胞病理学の樹立
1854
Sieboldに学んだ水戸藩医 本間玄調(青洲門下筆頭)が脱疽患者の「下腿切断術」実施した
大槻俊斎がドイツのCheliusらの外科学書を『銃創瑣言』として訳出した
1859
Pompeが長崎の医学伝習所「小島療養所」で解剖示説(系統解剖)の実施を行った:松本順ら日本人医師を医育
1861
Semmelweissが『産褥熱の病因、概念及び予防』を刊行した:感染予防のため「次亜塩素水による手洗い」を推奨した
Pompeの助言を受けて長崎に「養生所兼医学所(後に精得館を経て長崎医科大学に発展)」開院した
1863
Billrothが『一般外病理学と治療50講』を刊行した:佐藤進『外科通論』の原典
1867
Listerが「石炭酸(フェノール)による防腐法」を提唱した:「防腐手術(Antiseptic surgery)」の始まり
1875
ドイツ帰りの佐藤進(順天堂医院長、軍医総監)が、外科治験症例を報告する日本最古の臨床医学雑誌『順天堂医事雑誌』を創刊した
1879
Pean「胃癌切除」第一例目
1881
Mikulicz の師であるBillrothの胃癌切除と同年に胃内内視鏡を完成した
Billrothが初めて成功裡に「胃癌切除(幽門切除:pylorectomy)」を施行した
1884
Godleeが世界初の「脳腫瘍摘出術」を施行した:防腐法提唱者Listerの甥
Krönleinが「待機的虫垂切除」を施行した
1888
Bergmannが『脳疾患の外科処置』を刊行した:「外科的無菌法(Aseptic surgery)」の推進者
1894
Halstedが「根治的乳房切断術(standard radical mastectomy)」を発表した
1897
日本外科学会創立に向けて「日本外科学会規則草案」を起草した
1899
「第1回日本外科学会定期学術集会」が開催された
1901
Landsteinerらが血液凝集反応の違いから、「血液型」を発見した
RöntgenがX線の発見により、第1回ノーベル物理学賞を受賞した
Kellingが「腹腔鏡」のアイデアを提唱した
外科器械(木箱入り)
1903
本邦で1例目の「肺切開術」が成功された
1906
医師法が制定され、医師の身分が確立された
1909
Kocherが「甲状腺の生理学・病理学および外科学の研究」によりノーベル生理学・医学賞を受賞した
本邦で初めて硬膜外麻酔が手術に応用された
1911
胃鏡(サスマン式/可撓性)
1913
Törekが世界で初めて、「開胸下食道切除術」を施行した
1916
大日本医師会が成立され、全国の医師会の結束を強めた
1920
本邦で1例目の「食道手術」が施行された
1922
健康保険法が公布された
1927
本邦で1例目の「食道切除再建術」が施行された
本邦で1例目の「噴門側胃切除術」が施行された
直腸鏡
1930
胃内視鏡が本邦で初めて紹介された
1935
Whippleが十二指腸乳頭部癌に対して「膵頭十二指腸切除術」に成功した
人工気腹器兼人工気胸器(清瀬式)
1938
旧内務省の衛生局や社会局などを統合し厚生省が設置された
国民健康保険法が施行された
1940
「日本大腸肛門病学会」が設立された
1943
電気メス 「ボビー」
1945
戦局の悪化により、「日本外科学会定期学術集会」が、史上初の「紙上発表」となった
1948
「日本胸部外科学会」が設立された
1951
動脈管開存症に対して本邦で1例目の「結紮手術」が施行された
麻酔器(双胴式)
1953
胃腸縫合器(中山式/箱入り)
世界で1例目の「人工心肺を使った心臓手術」が成功した
胃癌に対する系統的リンパ節郭清の概念が報告され、その後のD2郭清の基礎となった
人工肺(ビジョロク式/回転円板型)
1955
本邦でそれぞれ1例目の「心房中隔欠損症、心室中隔欠損症、ファロー四徴症の根治手術」が成功した
人工肺(気泡型/リリハイ式)
1957
先天性胆道閉鎖症に対し「肝門部空腸吻合術」が創始された
1960
胃形成縫合器(内山式)
1963
SAM弁 試作パネル
「日本癌治療学会」が設立された
アメリカで世界初の「肝移植」が施行された(コロラド大学 Starzl)
人工心臓弁(S.A.M./パイロライト カーボンリング型)
1965
「日本移植学会」が設立された
肝門部胆管癌に対して世界初の「肝右葉切除、肝外胆管切除、門脈合併切除再建術」が本邦で成功した
専門医制度委員会が設立された
ファイバースコープ生検用 GF-B 型
1967
「日本外科学会」が外科系学会社会保険委員会連合の創設に参画した
本邦で1例目の「上行大動脈置換術」が成功した
Favaloroが世界で初めての「冠動脈バイパス術」に成功した
血管吻合器セット(中山式/木箱入り)
1970
英文誌『The Japanese Journal of Surgery(現Surgery Today)』が創刊された
本邦で1例目の「大動脈冠状動脈バイパス手術」が成功した
1973
「日本血管外科学会」が設立された
「日本救急医学会」が設立された
「日本外科学会」が卒後教育セミナーを開始した
「大腸癌研究会」が設立された
1977
Cabanasらがセンチネルリンパ節の概念を提唱
1979
「Patey術式」の変法として「Kodama術式」がCancer誌に報告された
1981
ドイツのSemmが「腹腔鏡下虫垂切除術」を施行し、内視鏡手術の始まりとなった
1985
ドイツのMuheが「鏡視下胆嚢摘出」を施行し、低侵襲手術の先駆となった
1988
日本内分泌外科学会が設立された
1990
乳癌における「乳房温存手術」が普及した
本邦で1例目の腹腔鏡手術として「胆嚢摘出術」が施行された
食道癌に対する3領域リンパ節郭清の予後延長効果が本邦から多数報告された
1992
「腹腔鏡下胆嚢摘出術」が保険収載された
本邦で1例目の「胸腔鏡下肺葉切除術」を施行された
本邦で1例目の「腹腔鏡下大腸切除術」が施行された
Cuschieriが世界初の「胸腔鏡下食道切除術」を行った
1995
本邦で1例目の「胸腔鏡下食道切除術」が施行された
1997
臓器移植法が成立した
1999
臓器移植法に基づく本邦初の脳死移植が行われた
2001
欧州から直腸癌に対する術前化学放射線療法と「TME手術」の併用療法の有効性が報告された
HER2遺伝子増幅をターゲットとする分子標的薬トラスツズマブが本邦において転移性乳癌に対する治療薬として保険収載された
2003
本邦において「乳房切除術」に代わり「乳房温存術」の占める割合が上回った
現行の呼吸器外科専門医制度が発足した
2005
インドのRaoとReddyが「経管腔的内視鏡手術(NOTES)」として経胃的虫垂切除に成功した
2007
「日本外科学会」 理事長制の導入、評議員を代議員に変更した
胃癌術後補助化学療法としてのS-1療法の有用性が報告され以降本邦における標準治療となった
下肢閉塞性動脈硬化症に対する血管内治療が標準治療の一つとして国際ガイドライン(TASC II) に掲載された
肺腺癌の原因遺伝子としてALK融合遺伝子が本邦で発見 進行肺癌における個別化医療推進のきっかけとなった さらに分子標的薬の使用拡大を受けて、奏効例に対するサルベージ手術も行われるようになった
2010
一般社団法人 National Clinical Database (NCD) が設立された
胃癌に対するD2リンパ節郭清の有用性を検証したランダム化比較試験について、15年間に及ぶ経過観察の結果が報告された。原病死率や局所再発率に大きな差があることから、総合的に胃癌に対するD2リンパ節郭清の有用性が認められ、欧州のガイドラインに標準治療として採用された
2012
改正臓器移植法に基づき、国内で初となる6歳未満男児に脳死判定、臓器摘出を実施した
山中伸弥らがiPS細胞の作成についてノーベル医学・生理学賞を受賞した
「日本外科学会」が一般社団法人の設立登記を行った
Japan Clinical Oncology group が食道癌における術前5-FU+CDDP療法の有効性を報告、以降本邦における標準治療となった
2014
静脈血栓塞栓症の治療および再発抑制に対する直接経口抗凝固薬(DOAC)が保険収載された
術前にドナーとレシピエント双方の体内データを基に「3Dプリンターによるシミュレーション」を行い、世界で初めて「左右反転生体肺移植」を成功裏に施行した
特定非営利活動法人 日本小児がん研究グループ(JCCG)が設立された
2016
本邦発の低侵襲治療である「経口内視鏡的筋層切開術(POEM)」が保険収載された
ホルモン受容体陽性HER2陰性転移性乳癌においてCDK4/6阻害剤であるPalbociclibがPFSの改善を示した
「胸腔鏡下食道閉鎖症根治術」と「腹腔鏡下胆道拡張症根治術」が保険収載された
2018
本庶佑らがPD-1の発見についてノーベル医学・生理学賞を受賞した
「ロボット支援下手術」が消化器外科領域(食道、胃、直腸)において保険収載された
「ロボット支援下手術」が呼吸器外科領域(肺悪性腫瘍、縦隔腫瘍)において保険収載された
「脳死小腸移植」、「生体小腸移植」が保険収載された

『ファブリカ』より

Paréが導入した血管結紮術

Ambroise Paré, on the battlefield using a ligature for the artery of an amputated leg of a soldier. Wood engraving by C. Maurand.. Credit: Wellcome Collection. Attribution 4.0 International (CC BY 4.0)

理髪外科医であったParé

Ambroise Paré, as an apprentice barber-surgeon in a busy shop in Paris. Wood engraving by J. Ansseau after E. Morin.. Credit: Wellcome Collection. Attribution 4.0 International (CC BY 4.0)

Ambroise Paré

Portrait of Ambroise Pare [1510–1590], French surgeon. Credit: Wellcome Collection. Attribution 4.0 International (CC BY 4.0)

EJC Hammanの後、Paréが治療する様子を描いた色付きの線画

Created by modifying “Ambroise Paré. Coloured line engraving by C. Manigaud after E. J. C. Hamman.” (© Wellcome Collection. (Licensed under CC BY 4.0))

『心臓と血液の動きについて』内の実験イラスト

‘De Motu Cordis’, by William Harvey, Frankfurt, Germany, 162. Credit: Science Museum, London. Attribution 4.0 International (CC BY 4.0)

『改新解剖学』より

The anatomy of the heart. Engraving, 1686. Credit: Wellcome Collection. Attribution 4.0 International (CC BY 4.0)

『解剖学表』より

所蔵:
慶應義塾大学信濃町メディアセンター
(北里記念医学図書館)
※複製禁止

『骨継療治重宝記』より

京都大学附属図書館 Main Library, Kyoto University

『蔵志』より

所蔵:千葉大学附属図書館亥鼻分館

『解体新書』より

国立国会図書館デジタルコレクション

華岡青洲の通仙散を用いた麻酔実験

医聖華岡青洲顕彰会 提供

『解剖学生理学科科学的医学記録』

華岡青洲手術器械(模作品)

発売年
文化2年(1805年)頃
外形寸法
間口140cm×奥行き40cm×高さ10cm (展示用ケースの寸法)
製品説明
華岡青洲は1760年、宝暦2年、紀伊国那賀郡平山村、現在の和歌山県紀の川市西野山に生まれました。 華岡家は代々医術を家業とし、父の直道も南蛮流の外科術を身につけた医師でした。 青洲は朝鮮朝顔を主要とした麻酔薬を研究。完成した麻酔剤「ふつさん」を使って文化2年(1805年)に世界初の全身麻酔による乳がん摘出手術を行いました。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

『整骨新書』の付図『各骨真形図』より

所蔵:東京大学医学図書館

『解剖存真図』より

所蔵:東北大学附属図書館

Philipp Franz Balthasar von Siebold

緒方洪庵

適塾

提供:大阪大学 博物館・適塾記念センター

Mortonが行ったエーテル麻酔下の公開手術の様子

Pompe(長崎にて1962年)

所蔵:長崎大学附属図書館

外科器械(19世紀)

発売年
万延元年(1860年)
製造
不明
製品説明
①針状烙鉄2本、球頭状烙鉄1本、②医療用鋭箆(乱削刀)8本、③各種ランセット12本、④各種角針(縫合針)13本、⑤携帯用サック1個
製品説明
①粉薬(和紙袋入り)1包、②鍼(ケース入り)1個、③骨製剥離子1本、④手製骨製鉤2本、⑤手製竹製薬棒1本、⑥手製有窓匙2本、⑦携帯用サック1個
製品説明
①片刃大切断刀1本、②片刃小切断刀1本、③鳥嘴型鉗子(長)1本、④骨膜剥離子1本、⑤鳥嘴型鉗子(短)1本、⑥有窓鉗子1本、⑦圧挫鉗子1本、⑧球頭ヒス(瘻孔刀)2本
製品説明
不明
製品説明
①烙鉄1本、②とげ抜き器(推測)1本、③薬匙大1本、小1本、④骨製骨膜剥離子1本
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

ポンぺが長崎に創立した日本で初めての西洋式近代病院「小島養生所」

所蔵:長崎大学附属図書館

「防腐法」の実験を行うListerら

Use of the Lister carbolic spray, Antiseptic surgery, 1882. Credit: Wellcome Collection. Attribution 4.0 International (CC BY 4.0)

『順天堂醫事雑誌』より

提供:順天堂大学

Jan Mikulicz Radecki のデスマスク

比企能樹先生、比企寿美子様、北島宏江様のご厚意により掲載

ウィーン総合病院の講堂で手術を行う Theodor Billroth

日本外科学会誌創刊号

外科器械(木箱入り)

発売年
明治時代
製造
不明
外形寸法
間口385mm×奥行き245mm×高さ90mm
製品説明
この製品は旧陸軍に採用された外科器具セットです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

日露戦争負傷兵の手術

毎日新聞社

胃鏡(サスマン式/可撓性)

発売年
明治44年(1911年)
製造
ウォルフ社
外形寸法
長さ870mm×太さ10mm
製品説明
内視鏡は体腔内に挿入して体腔内面や臓器表面を観察したり写真撮影するための医療機器です。
この胃鏡は挿入時には可撓性(かとうせい。柔軟な性質)で、胃内挿入後、レバーおよびスクリューの操作でまっすぐにするものです。その扱いは極めて困難で、被験者に与える苦痛は極めて大きいと術者は述べています。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

大日本医師会発会式

提供:公益社団法人日本医師会『日本医師会創立記念誌』

顕微鏡(エム・カテラ ⅢA)

発売年
大正10年(1921年)
製造
千代田光学工業(現・サクラファインテックジャパン)
外形寸法
間口110mm×奥行き140mm×高さ320mm
製品説明
大正元年(1912年)、加藤嘉吉氏と神藤新吉氏がライツ社の顕微鏡をモデルに試作品第1号を完成させました。この顕微鏡に注目したいわしや松本器械店(後の千代田光学工業、サクラファインテックジャパン)の松本福松氏が資金援助を申し出て完成したのが、国産初の顕微鏡「エム・カテラ」でした。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

直腸鏡

発売年
昭和2~3年(1927~28年)頃
製造
ドイツ・アゲマ社
外形寸法
間口625mm×奥行き180mm×高さ110mm(ケース寸法)
製品説明
内視鏡は体腔内に挿入して体腔内面や臓器表面を観察したり写真撮影するための医療機器です。直腸鏡は直腸の観察診断と処置、小手術(組織の試験的切除、異物除去、焼灼、薬物散布、塗薬など)を行う際に用います。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

無影照明灯(シャリテイク型/レプリカ)

発売年
昭和4~6年(1929~1931年)頃(レプリカ製作は昭和50年(1975年))
製造
レプリカ製作は大協製作所
外形寸法
直径900mm×高さ450mm
製品説明
手術が安全かつ効率的に行えるように照明も無影灯を使用します。
無影灯はその名の通り“影が無い”照明です。初期の無影灯は「単灯式」で中央にある1つの電灯を多面体の反射ミラーで乱反射させることにより、1つの方向から来る光を遮る物体によって影ができても、他の方向からの光によって影ができにくくなるという仕組みです。大正9年(1920年)、フランス製の「シャリテイク」とドイツ製の「パントフォス」の輸入が始まったことから日本で無影灯が使われ始めました。
昭和初期から国内で両タイプの製造が開始されました。この型の製品は昭和4~6年(1929~1931年)頃に国内で製造されたもので、昭和50年(1975年)に製作されたレプリカです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

外科用手術台(ハーン型)

発売年
昭和初期
製造
須永興成堂器械店
外形寸法
間口1,800mm×奥行き510mm×高さ870mm
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

蒸気消毒器(コッホ式/大型)

発売年
昭和初期
製造
不明
外形寸法
直径400omm×高さ1,270mm
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

人工気腹器兼人工気胸器(清瀬式)

発売年
昭和10~20年(1935~1945年)
製造
滝本製作所
外形寸法
間口340mm×奥行き230mm×高さ780mm(ケース寸法)
製品説明
人工気胸器は肺結核治療のため人工的に気胸を作る医療機器です。
日本では昭和30年(1955年)頃まで使用されました。
1888年にイタリアのForlaniniが肺結核の治療法として創始した人工気胸は、胸膜腔内に人工的に気体を注入して肺を萎縮させる方法で、罹患肺の呼吸運動の抑制、誘導気管支の閉鎖などを目的として、約70年間、全世界で広く行われた虚脱療法の一種です。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

胸廓成形手術器械(抗研式)

発売年
昭和12年(1937年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口363mm×奥行き233mm×高さ90mm
製品説明
この製品は肺結核治療における胸郭成形術に使用された手術器具です。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

胃腸縫合器(大槻式)

発売年
昭和15年(1940年)頃
製造
不明
外形寸法
間口393mm×奥行き152mm×高さ70mm(ケース寸法)
製品説明
外科で臓器などの断端閉鎖術を行う場合、手技によりメス等で切った断端を針と糸でつなぎますが、手技の代わりに縫合を外科器具で行うのが自動縫合器です。自動縫合器はホチキスのような形をしており、これで臓器の組織を挟みハンドルを引くなどの手動操作によりステープルと切断用ナイフが同時に作動し、縫合と切断を同時に行う仕組みです。
大槻式胃腸縫合器は胃腸の断端閉鎖術を専門で行う自動縫合器です。ペッツ氏胃腸縫合器の原型の欠点である長さや重さ、また開腹創内操作に難があること、厚い胃壁への圧挫が不十分であることを改良開発した製品です。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

第1回国民健康保険大会

毎日新聞社

外科器械(金属ケース入りセット)

発売年
昭和14~15年(1939~40年)
製造
栗山製作所
外形寸法
間口330mm×奥行き260mm×高さ85mm(ケース寸法)
製品説明
この製品は日中戦争~太平洋戦争にかけて使用された陸軍用外科手術器具で、全て金属性なので煮沸消毒時に容器ごと煮沸できるようになっています。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

瀬尾式胃及腸縫合器

発売年
昭和14~15 年(1939~40年)
製造
いわしや高橋安太郎商店
外形寸法
間口26cm×奥行き12cm×高さ5cm
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

電気メス 「ボビー」

発売年
昭和18年(1943年)
製造
米国・ボビー社
外形寸法
間口1,000mm×奥行き500mm×高さ990mm
製品説明
電気メスは高周波電流によるジュール熱を利用して皮膚や筋肉などを切開、止血を行う医療機器です。対極板を手術部位に近い対向側に当てて、十分に体表に密着させ通電すると手術部位にメス先状電極より高周波電流が流れます。手術部位にジュール熱が発生して組織の細胞内の水分を瞬時に蒸発させ、これにより組織が壊れることで切開、止血が行われます。
この製品は昭和初期にアイカ社が輸入販売し臨床試用された米国・ボビー社初期の製品とされている電気メスです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

麻酔器(閉鎖循環式/国産第一号) レプリカ

発売年
昭和24年(1949年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口390mm×奥行き190mm×高さ600mm(ケース寸法)
製品説明
麻酔は薬物を神経に作用させて痛みを感じさせない状態を作り出す方法です。
全身麻酔には口や鼻から麻酔薬を吸入させる吸入麻酔法と、静脈から麻酔薬を注入する静脈麻酔法の2つの方法がありますが、麻酔器を用いた世界初の全身麻酔は吸入麻酔法で行われました。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

世界初の肝右葉切除術

提供:小倉記念病院

麻酔器(双胴式)

発売年
昭和26年(1951年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口630mm×奥行き740mm×高さ1,200mm
製品説明
麻酔は薬物を神経に作用させて痛みを感じさせない状態を作り出す方法です。全身麻酔には口や鼻から麻酔薬を吸入させる吸入麻酔法と、静脈から麻酔薬を注入する静脈麻酔法の2つの方法がありますが、麻酔器を用いた世界初の全身麻酔は吸入麻酔法で行われました。
昭和20年代当時のソーダライム(炭酸ガス吸収剤)の吸収能力は非常に低く、麻酔中のソーダライムの交換には大変な苦労が伴い、また、完全閉鎖循環であるため手早く交換しなければなりませんでした。これを解決するため、双胴式キャニスターを考案し安全な閉鎖循環麻酔への道を拓いたのがこの製品です。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

胃腸縫合器(中山式/箱入り)

発売年
昭和28年(1953年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口460mm×奥行き260mm×高さ55mm
製品説明
外科で臓器などの断端閉鎖術を行う場合、手技によりメス等で切った断端を針と糸でつなぎますが、手技の代わりに縫合を外科器具で行うのが自動縫合器です。自動縫合器はホチキスのような形をしており、これで臓器の組織を挟みハンドルを引くなどの手動操作によりステープルと切断用ナイフが同時に作動し、縫合と切断を同時に行う仕組みです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

人工肺(ビジョロク式/回転円板型)

発売年
昭和28年(1953年)頃
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口680mm×奥行き380mm×高さ650mm
製品説明
人工心肺装置は弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、虚血性心疾患などの開心術中における心臓、肺の代用とするために開発されました。
この製品は、昭和23年(1948年)にスウェーデンの心臓外科医V.O.ビジョロクが開発したものと同型の人工肺です。40〜50枚のステンレス製の円板の下部を血液に浸し、円板を回転させて薄膜を作り上部に酸素を吹き込み酸素化する仕組みになっています。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

人工肺(気泡型/リリハイ式)

発売年
昭和30年(1955年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
本体(円筒形)直径280mm×高さ740mm、(スタンド部分)直径230mm×高さ930mm
製品説明
人工心肺装置は弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、虚血性心疾患などの開心術中における心臓、肺の代用とするために開発されました。
この製品は昭和30年(1955年)に米国のDewall氏が開発し、Lillehei医師が臨床で使用したDewall-Lillehei人工肺と同型の製品です。直立する混合部の下部から静脈血に酸素を吹送し、血液の酸素気泡を発生させ酸素との接触面積を増加させて酸素化が行われます。気泡化された血液は混合部の上部に取り付けられた消泡部で消泡性シリコン樹脂によって消泡され、さらに貯血用の螺旋状の導管を徐々に下降する間には残留した気泡も除去される仕組みになっています。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

人工心臓ポンプ(メタルフィンガー式)

発売年
昭和31年(1956年)頃
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口1,010mm×奥行き560mm×高さ1,100 mm
製品説明
人工心肺装置は弁膜症、大血管疾患、先天性心疾患、虚血性心疾患などの開心術中における心臓、肺の代用とするために開発されました。
この製品は人工心肺装置として人工肺(気泡型/Lillehei式)とともに使用された人工心臓ポンプです。
金属バー(メタルフィンガー)を蛇行させポンプチューブをしごくように動かして送血する仕組みになっています。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

血管吻合器セット(井口式/木箱入り)

発売年
昭和40年(1965年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口270mm×奥行き200mm×高さ650mm(ケース寸法)
製品説明
“吻合(ふんごう)”とは端と端をつなぐという意味です。外科手術では疾患部位を手術で摘出した後、分離している消化管などの環状臓器の断端を、その連続性を確保しながら結合します。これを吻合と言います。手技による“手縫い”の代行を行うのが自動吻合器です。消化管の断端を複数のB型ステープルで環状吻合する仕組みです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

胃形成縫合器(内山式)

発売年
昭和35年(1960年)
製造
泉工医科工業
製品説明
外科で臓器などの断端閉鎖術を行う場合、手技によりメス等で切った断端を針と糸でつなぎますが、手技の代わりに縫合を外科器具で行うのが自動縫合器です。自動縫合器はホチキスのような形をしており、これで臓器の組織を挟みハンドルを引くなどの手動操作によりステープルと切断用ナイフが同時に作動し、縫合と切断を同時に行う仕組みです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

SAM弁 試作パネル

制作年
昭和38~41年【泉工医科工業】間口50cm×奥行き40cm×高さ4cm
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

人工心臓弁(S.A.M./パイロライト カーボンリング型)

発売年
昭和38年(1963年)頃
製造
泉工医科工業
外形寸法
外径34 mm×厚さ13 mm
製品説明
人工心臓弁はリウマチ熱などが原因で僧帽弁、大動脈弁、三尖弁などの心臓弁が開閉不全となり、薬剤での内科的治療ができない場合に用いられます。
外科的手術で患者の弁を人工心臓弁に取り替える治療を行います。
国内で8年間使用され海外にも輸出されました。しかし、1975年(昭和50年)に開発されたパイロライトカーボン“ディスク”に徐々に置き換わっていきました。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

ファイバースコープ生検用 GF-B 型

発売年
昭和44年(1969年)
製造
オリンパス光学工業(現・オリンパス)
外形寸法
長さ1,070mm×太さ13mm
製品説明
内視鏡は体腔内に挿入して体腔内面や臓器表面を観察したり写真撮影するための医療機器です。
ファイバースコープはスコープ先端の彎曲方式の採用により、近接部位の観察および病変部に対する鉗子の誘導が容易なため、鉗子に無理がなく最も効率的な位置で生検を行うことが可能です。
また、スコープは細く軟らかいフレキシブルチューブになっているため、患者に与える苦痛が極めて少ないことが特徴です。操作は極めて簡単で、写真撮影も接眼部へのカメラの着脱だけで容易に行えます。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

血管吻合器セット(中山式/木箱入り)

発売年
1967年(昭和42年)頃
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口450mm×奥行き260mm×高さ620mm(ケース寸法)
製品説明
“吻合(ふんごう)”とは端と端をつなぐという意味です。外科手術では疾患部位を手術で摘出した後、分離している消化管などの環状臓器の断端を、その連続性を確保しながら結合します。これを吻合と言います。手技による“手縫い”の代行を行うのが自動吻合器です。消化管の断端を複数のB型ステープルで環状吻合する仕組みです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

心臓移植術後、意識が回復した患者

毎日新聞社

心臓血管手術器械

発売年
昭和50年(1975年)
製造
泉工医科工業
外形寸法
間口830mm×奥行き350mm×高さ160mm
製品説明
心臓手術に使用される専用器械をセット化したものです。
印西市立印旛医科器械歴史資料館蔵

認定医認定証

「ゼウス」のアームの先端部分

毎日新聞社

腹部用ステントグラフトの1例

提供:川崎医科大学心臓血管外科学教室 金岡祐司特任教授

胃癌術後補助化学療法としてのS-1療法の有用性が報告され以降本邦における標準治療となった

Sakuramoto S, et al. N Engl J Med 2007; 357:1810-1820.
CopyrightⒸ2007 Massachusetts Medical Society. All rights reserved.

da Vinci支援下手術

提供:藤田医科大学

NCDのロゴ

胃癌に対するD2リンパ節郭清の有用性を検証したランダム化比較試験について、15年間に及ぶ経過観察の結果が報告された

Ilfet Songun, Hein Putter, Elma Meershoek-Klein Kranenbarg, Mitsuru Sasako, Cornelis J H van de Velde. Surgical treatment of gastric cancer: 15-year follow-up results of the randomised nationwide Dutch D1D2 trial. The Lancet Oncology. 2010 May;11(5):439-49.

早期胃癌におけるセンチネルリンパ節理論の検証結果が報告された

Yuko Kitagawa, Hiroya Takeuchi, Yu Takagi, Shoji Natsugoe, Masanori Terashima, Nozomu Murakami, Takashi Fujimura, Hironori Tsujimoto, Hideki Hayashi, Nobunari Yoshimizu, Akinori Takagane, Yasuhiko Mohri, Kazuhito Nabeshima, Yoshikazu Uenosono, Shinichi Kinami, Junichi Sakamoto, Satoshi Morita, Takashi Aikou, Koichi Miwa, Masaki Kitajima. Sentinel node mapping for gastric cancer: a prospective multicenter trial in Japan. Journal of Clinical Oncology. 2013 Oct 10;31(29):3704-10

保険適用される組織拡張器(奥)と人工乳房(手前の2つ)

読売新聞社

3Dプリンターで作成した肺胸腔モデル

写真提供:名古屋市立大学大学院 医学研究科 國本桂史教授

日本医療研究開発機構の設立式典で、看板の除幕式を行う安倍首相ら

写真提供:共同通信社

『Surgical Case Reports』

iPS細胞を使った心臓病の手術は世界初

撮影・提供:大阪大学